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富○: 最近流行りのあれ、ハンズフリーですか。ボクあれ認めます。大肯定です。 というのも、えー、その、何ですか。例えば半田づけをする際に、銅線を持ちたくない という意見があります。これはもっともな話です。熱いですし(笑)あ、知っています? 半田ごて、あれ熱いんです。すごく。今の若い人たち、たとえばあなたぐらいの年齢の 人は半田なんて知らないかもしれません。それを解決する手段として日本に古来からある ハンズフリー、これを活用するわけです。ほら、これで手は熱くありません。 (インタビュアーの手を強引につかんで半田ごてを持たせる) インタビュアー: 本当ですね。驚きました。 富○: でしょう?もうね、単刀直入に言えばこの便利さをもっと他のことにも あてはめちゃおうってことなんです。その一つが、ハンズフリー電話なんですが、ちょっと 時代に先駆けすぎちゃったっていうか(苦笑)。今回は「こういうのも、できるよ」 って事を若い人たちにアピールしたんです。こういうのが時代に求められてる、という事は 皆常々思っていることで、この業界、って狭いんですが(笑)ハンズフリー業界っていう ヤクザな商売してると誰しもが冒険ができなくなってしまうんです。これは老碍です。 インタビュアー: そんな、監督はいまでも現役で… 富○: (さえぎって)やーめてよ!ほんとに!僕、もう60ですよ。老人なんです。でもこの歳だから できるってことです。ハンズフリー電話。受話器を耳じゃなくて頭に乗っける。この感覚が 欲しかった。今回いっしょに仕事してくれたヤシ田君。彼のアイデア無くしてハンズフリー電話 は成功しなかったと言えます。これは断言してもいい。 インタビュアー: そのヤシ田さんですが、最初はハンズフリーに反対だった、という話を聞いたのですが。 富○: そうです。それは当然です。今回、彼は元々居た会社からの出張という形をとりました。だから 彼の常識とかはすべてその元の会社で培われたものです。硬直した大人たちの常識のなかで 彼のような若い精神は確実に鈍っていたのです。それが解き放たれたんです。 インタビュアー: と、いいますと? 富○: 誰だって電話、自分で持ちたくないんです。他のものを持ちたいんです。たとえば若いご婦人の手 とか(笑)。仕事中に電話が掛かってきて、デスクワークをしながら電話相手の競争相手からの 電子メールをこっそりと見つつ、若いご婦人の手を…あ、これはもういいですか(一同笑)。 それとですね、ここではっきりさせておかなければならないのは、最近はヘッドホンをつけて 仕事をしている人が増えてるって事なんです。だから耳に掛けるのもNG。これは営業側からの 要請です。アピールポイントをつくれ、と言われました。「お前のつくるものを売ってやるんだ。 だからそれをアピールするアイデアをよこせ」と。これが資本主義なんです。ニュータイプです。 インタビュアー: なるほど。 難しいなー。職人さんはスゴイよ。 [参考文献] 富野過ぎる機動戦士ガンダム |